ザ・社長への道

婿養子として専務の道を歩み始めた翔三の社長になるまでの日々を描いた奮闘記。

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捨てないために

中居です。

 

断捨離という言葉が一時期流行りましたね。

今も流行りは廃れていないように思えます。

断捨離の本を読んだことがありますが、

素敵なことが書いてあって、共感し

こちらへの引っ越しを機にたくさんのモノとお別れしてきました。

すっきりしましたね。気持ちがいい。

 

 

昨日の話、

本社となりの食の文化資料館「パオ」にて作業をしていたんです。

そこはリサイクルについての本がずらーっとあります。(エコ・リサイクルの資料館です)

その本棚に「捨てない」というようなタイトルの本が。

中身はほとんど読んでませんが、大筋の内容はなんとなくわかりました。

 

はっ、としました。

断捨離の話の続きになりますが

 

よくよく考えてみたら

断捨離の本には重要なことが書いていないように思えたんです。

一応、言っておきますが断捨離自体は良いことだと思います。

 

重要なこととは

捨てた、その先の話ですね。

大きく言えば地球に優しくないじゃないか。と思いました。

 

オフィスや自宅でもたくさんのモノがあって

それを片付けると仕事もはかどるし

気持ちもよく

とてもいい気分になります。

でも、まずそうならないようにするべきだと思いました。

無駄なモノを生まないようにする工夫ですね。

例えばメールをろくにチェックもせずに文書を印刷してしまったり

何かに使えるかもしれないと、目的もないのに買ってしまったり

そうして生まれたモノはだいたい、いつか捨てられます。

(偉そうに言ってますが、僕はこのタイプです。残念ながら。意識を変えようとしているところです。)

 

ずっと前からゴミの問題は続いています。

 

昔は捨てないことは当たり前だったそうです。

贅沢をしない。買いすぎない。そんな風習がありましたが、

 

豊かな時代になり、モノがあふれていきました。

戦後の経済成長とともに食料不足から一気に飽食の時代に。

日本はゴミの量がダントツで世界一なんです。

僕が勝手に思ったのは、この時代の急成長にゴミのことがついていけなかった

というかそこまで考えていなかったから

気づいた時には時すでに遅し状態だったのではと考えました。

 

もちろん日本だけではなくゴミの問題は世界的な規模になっています。

 

そこで生まれたのが

3R。

リサイクル=再資源化

リユース=再利用

リデュース=減らす

 

これはけっこう有名ですね。

 

3Rの他にもたくさんの用語がありましたので紹介します。

以下、ウィキペディアより引用

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Remix(リミックス:再編集)新たな創造のために既にある資源を再編集する

Refuse(リフューズ:拒否)ごみになるものを拒否する。製造・流通地点で発生源を断つ

Repair(リペア:直す)壊れても修理して使う

Refine(リファイン:分別)捨てるときには分別する

Rethink(リシンク:再考する)本当に必要なものかどうか考える

Rental(レンタル:借りる)個人として所有せずに借りて済ます

Return(リターン:戻す)携帯電話など使用後は購入先に戻す

Returnable(リターナブル:戻す)Returnにほぼ同じ。

Reform(リフォーム:改良する)着なくなった服などを作り直す

Reconvert to Energy(リコンバート・トゥ・エナジー:再返還する)利用できないゴミは、燃やす時の熱を利用する

Rebuy(リバイ:買う)リサイクルされたものやリユース品を積極的に購入または利用する

Regeneration(リジェネレイション:再生品)再生品の使用を心がける

Reasonable management(Right disposal)(リーズナブル・マネジメント(ライト・ディスポーサル):適正処分)正しく、環境にそった処分をする。

Recreate(リクリエート:楽しむ)または Refresh with Green-Break:(環境保全型余暇を満喫する):環境保全型余暇や自然保全型余暇を満喫することは、潜在的な自然体験欲求の充足のみならず自然環境の保全にも役立つ

React(リアクト:響き合う)または Diffuse:(ディフーズ:広める):自然をわかち合う(シェアリング ネイチャー)機会や場面を増やす事によって環境共育に働きかけることができる

Restore(レストア:復元する)または Reforest:(レフォレスト:再植林する):自然環境の復元や生態系サービスの持続的利用は人類が生きながらえる為の重要な要素である

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良い言葉がたくさんあります。

少しの工夫でよくなることはたくさんあると思います。

少し意識するだけでも世界は変わるはず‼‼

 

さきほどゴミ世界一は日本と言いましたが、

世界一残飯を捨てる国としても、悲しきかな有名な日本です。

50年ほど前、日本人がお米を食べている量は今の二倍で

80%の人たちが自分たちでご飯を作って食べていたそうです。

外国から入ってくるものも少なかったんです。

 

それから50年。食料の輸入量も世界一と言われるほどに。

食料の7割は輸入だとか。

それで捨てる量も世界一。こんなにいらなかったはずなのに。

贅沢は敵だという日本人の魂は何処に行ってしまったのでしょうか。

今、TPPの問題もあり、今後どうなってしまうのか心配です。

 

時給自足、地産地消という言葉のように

自然と向き合い、日本と向き合い、無駄のない生活が

きっと理想なんだと思います。

 

上の用語の中で

注目したいのはリデュースとリフューズ(拒否)ですね。

ゴミの発生抑制です。なんとなく似てますね。

リデュースにはモノの寿命を延ばす、モノを大切にする。そんな意味もあるようです。

 

この国のゴミ問題の対処法自体、見直さないといけないのかもしれませんが、

個々のレベルで改善していけることもあるはずです。

 

いつか捨ててしまうものは買わない。無駄になってしまうものを生まない。

買ったらきちんと使い切る。そのサイクルを遅くするだけでも変わります。

直すという選択肢。借りるという選択肢。

いろいろあります。

 

最近はよく聞くようになったシェアという言葉。借りるということと少し似てますが、

モノの所有者を決めずにそれを分け合う(使いたい人が使う)。そんな風に僕は捉えてます。

モノに愛着がわくことは良いことだと思います。エコなことだとも思います。

でも一つの選択肢として、固執せず、分け合う。そんな風にもっと自由に考えることも悪いことではないと思います。

 

エコ・リサイクル商品も積極的に取り入れている当社ですので

引き続き、勉強をして

地域のため、日本のため、地球のため、

出来ることから始めてみます。

 

 

昨日、ノーベル医学・生理学賞を受賞した大村教授。

土の中で発見した微生物を使った研究で

アフリカなどで流行していた寄生虫が引き起こす病気の予防薬や治療薬を開発したのです。すごいことです。

 

ちょうど最近

裸足ですごすことで元気になる。そんな記事もいくつか見かけるようになりました。

土の中の微生物が関連しているそう。

 

そういう「時」なのかもしれません。

人間が自然に還る。

自然には勝てない、そもそも戦うべき相手ではなくて

自然に暮らしていく。自然と共にくらしていく。

エコやリサイクルも問題があって生まれた言葉です。

自然と一体になっていれば、そんなこともなかったんでしょう。

産まれた場所、育った場所、今いる場所、

使命とか生きてる意味とか

自然の前じゃ、きっとちっぽけなことでしょう。

答えはいつも自分の中にあるそうですが、

同じく言えば、大きく言えば

きっとこの地球の中に答えがあるのでしょう。

ひろーい視野で生きていきたいもんです。

 

最後はちょっと怪しい文になってきたので

そろそろ。。。

 

いつもより長くなってしまいましたが

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

 

翔三でした!

 

paonakai.wix.com

 

 

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